薬学・医療系

医療業界について

不況に強い医療業界

医者

不況のあおりを受けて、あっけなく倒産してしまう企業が後を絶ちません。
こんな時代に生き残っていくには、かなり強力な施策が必要と言えるでしょう。

どの企業も生き残りをかけて、必死に違いありません。
しかし、世の中には景気に関係なく、順調に業績を伸ばす業界もあります。
その1つが医療業界です。

医療業界が不況に強い業界なのは、何といっても、国民からのニーズが高い業界だからです。
人は病気やケガをすると、必然的に医療機関を訪れます。

不況だから病院に行くのを我慢しようという人はいません。
病院に行かなければ、命にかかわるからです。

ですから、医療業界は不況に強いと言えるのです。

また、15歳以下の子供の医療費はかからない他、収入が少ない人、生活保護を受けている人でも安心して治療が受けられるように、医療制度が充実していますので、どんな人でも病院で治療を受けられるわけです。

さらに、近年は高齢化社会と呼ばれ、4人に1人が65歳以上の高齢者なのだそうですが、高齢者の仕事は病院通いと言われるほど、高齢者になると病院を利用する頻度が高まります。

世の中では、国民人口の減少や、少子化で、国民健康保険や国民年金の徴収額が減少し、増え続ける高齢者の老齢年金や医療保障をどのようにして担っていけば良いのか、大きな論争になっていますが、それでも国からの高齢者に対する保障が全く無くなることはないでしょう。

ですから、高齢者の病院通いは、国に守られているわけです。
ゆえに、医療業界は非常に強みのある業界と言えるのです。

医療業界の職種

医療業界と言えば、医師や看護師を思い浮かべますが、医療業界で働く人はそれだけではありません。
医療業界には、実に多くの職種が存在しています。

医師や看護師だけいても病気やケガは治せません。
そのためには、様々な検査が必要ですし、薬も必要です。

薬を患者に提供するためには薬の研究・開発をする人も必要ですし、その薬の専門知識を持つ薬剤師という存在も必要不可欠です。
特に薬剤師に関しては、人手不足を解消するため、求人も多く出ています。
その中でも、神奈川県は薬剤師会の活動が活発なので多くの薬剤師が活躍している反面、募集も多いのが現状です。

医療業界は、薬剤師や臨床検査技士、理学療法士、診療放射線技士、作業療法士、救急救命士など、とても多くの職種が力を出し合って、患者の病気やケガを治していきます。

どれか1つの職種が無くなっても、医療業界は上手く回らなくなる可能性があるほど、どれも重要な職業です。
ですから、医師になれないからといって、医療業界に従事することを諦める必要はありません。
他の職種に就いて、医師をサポートしていけば良いのです。

医療業界の職種は、命に関わる、とても責任のある職業なので、資格を取得するのも簡単ではありませんし、専門な勉強や研修などが必要になるため、取得するのに時間がかかるものもあります。

しかし、お話してきたように、医療業界は不況に強いです。
しかも、さらに発展が見込める業界ですし、収入も安定していると言えるでしょう。

今からでも遅くはありません。
医療関係の資格取得を考えてみてはいかがでしょうか。