看護師
患者のケアを行う仕事
看護師は、昔は看護婦という名称が使われていましたが、2001年に法改正が行われ、2003年からは男女ともに看護師という名称で統一されました。
病気や怪我の患者のサポートをするのが仕事であり、血圧や体温測定、点滴や採血などの他に、食事や入浴や移動などの身の回りの世話も行います。
大手病院になると、手術補助を行う看護師もいます。
医療現場では専門性が進んでおり、看護師も専門性が進み、仕事内容によっていくつかに分かれています。
オペ室での仕事をするオペ室看護師、外来患者の対応をする外来看護師などあり、専門性を高めた専門看護師に、認定を受けた認定看護師などもあり、とても分類が多くなっています。
また看護師と似たような職業に、都道府県知事が交付する免許で働ける、准看護師もあります。
国家資格を得ないと行えない仕事であり、その前にまずは看護学校などに行き、技術や知識を学ばないとなりません。
仕事では立ち仕事が多く、車椅子などを扱うことも多いので、体力の要求される仕事です。
看護師というと女性のイメージが強いですが、体力がいる場面も多いので、男性の看護師のニーズも高まっており、少しずつ男性看護師も増えてきています。
そして今後は高齢化社会になるので、看護師の需要はますます高まっていきます。
医療の発展と専門化も進むと考えられるので、看護師の担う役割も多くなり、医療専門機器を扱うようなことも増えてくるでしょう。
看護師1年目が大変
実際に現場に出ると、看護師として働き、1年目の新人時代ほど大変なときになります。
患者さんを相手に仕事をしますので、それは人を相手にするという要素が大きな仕事です。
看護学校などで学んだこと、教科書のこと通りには事が進まない事も多く、仕事ではいくつものことを同時に行わないとなりません。
知識だけでは上手くいかないことも多く、実践で学んでいかないとなりません。
患者さんを相手にしますので、出来ませんというのは通用しない世界です。
ただし1年目はわからないことが多いのも、病院側は承知しています。
そのために先輩の仕事を見て覚えて、わからないことはどんどん聞くようにすべきです。
疑問点は尋ねて、教えられたことはメモ帳などを持ちメモしておくべきです。
これが2年目、3年目となると、聞くことも出来なくなり、今更わからないの、ということになってしまいます。
病院によっては、新人看護師に対する教育プログラムを用意しているところもありますので、そのようなものもどんどん活用していくと良いでしょう。
看護師として働き、数年も経てば教育係として上に立つ立場にもなりますので、それまでに十分に技術を学び、人に教えられるようにしておかないとなりません。