気象予報士
狭き門の難易度の高い試験
気象予報士になるためには、国家資格であるために、気象予報士国家試験に合格しないとなりません。
年2回試験が行なわれ、年齢や職業制限はなく誰でも受験できます。
受験者数は多いですが、合格率は低く、毎年5%前後ぐらいの合格率です。
気象に関する知識や、天気図を読む知識が必要となり、専門的な知識が問われます。
ただ気象予報士の試験に合格したとしても、予報士として働けるとは限りません。
気象会社が少なく、求人が少ないからです。
無事に就職出来たとしても、仕事をするには経験も必要です。
そのために、仕事をして経験を積んでいくことも重要です。
勘違いしてはいけないのは、天気のニュースに出ているお天気お姉さんは、気象予報士とは別の職業です。
お天気お姉さんになりたいなら、ニュースキャスターを目指すべきであり、進む道も違います。
気象予報士は民間の企業で働くことの多い、職業の人です。
気象大学校に行く
もしも年齢が20歳未満なら、気象大学に行き、気象庁の幹部を目指すという道もあります。
こちらは20歳未満の人しか入学できないので、年齢制限があります。
ただし普通の大学とは難易度は大きく違い、東大や京大並の難易度と言われています。
採用数も少ないために、倍率も高いです。
4年制の大学であり、教養科目と気象予報するための科目を習います。
卒業後はほぼ自動的に、気象庁に就職することができ、大学生時代から公務員として扱われ、毎年15万円の給与も出るのも魅力的です。
こちらも勘違いされやすいのですが、気象庁職員は気象予報士ではなく、公務員です。
気象予報士になりたいなら、国家試験を受けるべきです。
気象予報をしていかなければならないので、特に台風シーズンは大変な職業です。
冬も大雪などの予報をしなければならず、予報を間違えると、人の命やライフラインにも関わり、重大でプレッシャーのある仕事です。
どちらが難易度が高いか
気象予報士と気象大学に行くなら、どちらが難易度が高いでしょうか?
気象予報士の国家試験の合格者は、毎年130名前後です。
それに対し、気象大学は4年制大学で定員が60名であり、毎年卒業生と同じ数だけ採用します。
このために圧倒的に気象大学の方が難易度は高いです。
気象関係の仕事をしたいというなら、気象予報士を目指した方が現実的です。
気象大学は、年齢制限もあるので、20歳以上の方は自動的に気象予報士を目指すことになるでしょう。
ただ気象予報士も資格取得者は、全国で9,000名ほどと、それほど多くはないです。
気象予報士なら、試験に合格し、試験に合格ラインまでの点数を取れば良いので、得点さえ取れれば、気象予報士への道も見えてきます。
ちなみに気象予報士は女性でも活躍している人も多く、男女どちらでも仕事が出来る職業です。