理系出身で文系職に就いた人へのアンケート結果
理系なのに文系に就職ってどういうこと?
理系の大学に行く人は当然就職先もそういう方向に進むのだと思っていたのに、あれ?どうして文系に進んだの?と思う事があります。
大学では理系を学んでいるのでそれを活かすことができるはず、それなのになぜ、文系の就職先を選んだのかこれは大きな疑問です。
実際に理系大学から文系に就職をした方にその理由を聞いてみると意外な意見もかなりあります。
理系に進んでみてその後、進路を変えた方はどういう理由をもっているのか、その理由について聞いた結果です。
やりたいことが大きく変わった
高校生の時には研究をしたいという気持ちがいっぱいで理系大学に進んだ、でも大学の中で実験や研究を行っていくうちに、技術を身に着ける方がいいのでは?と考え直し、技術系に進むことにしたという方もいます。
また理系大学に進んだのも数学が得意だったからというだけで、特に目的などがなかったので大学の中で興味が別のものだと気づき、進路を変更し文系に就職したという意見も有るのです。
また理系の大学の中で勉強していくうちに、好きな仕事はなにか?と考えてみると、文系だという事に気がついて、何も理系にこだわる事はないと文系にしたという人もいます。
やりたいことが変わった、自分の目的に気が付いたという意見がかなり多いのです。
希望が通らない、仕方ないから文系へという事もある
理系大学に通い理系の就職先に行くつもりだった、でも就活をとおして受かった会社が文系の会社以外無かったという方もいます。
就職の結果、理想と違う結果になった、研究職につきたいと強く希望し探したが、そのポストがなかったという挫折系もかなりあるようです。
特に研究をしたいと思う場合、研究職は人員がかなり少なく新卒を採らないことも多いので、結果、就職先が見つからないという事もあります。
思った通りにいかず、希望通りの就職先を掴むことが出来なかったという人も多いのです。
生活のために、家業を継ぐために・・など色々な意見もある
自分の実家が自営していて、どうしても継いでほしいといわれて結局理系就職先につくことはなかったという方もいます。
こういうどうしても・・・の事情をもっている人も多く、一人で生活していくことを考えると文系の方がいい就職先が多かったという事もあるようです。
研究がしたくなくなって文系の方がいいと研究につかれて文系を選択したという方もいます。
理系から文系に就職を変更したという人は、それぞれ、その理由を持っていますが、どのように進みたいのか、よく学校にいる間に考えておく必要があるようです。
その上で、理系から文系に行く人も多いと理解し、自分の就職先の幅を縮めることなく、就職を考えるべきだと思います。