EDの要因とED治療法
EDとは
現在、EDの潜在患者数は1130万人ともいわれており、日本の人口の1割をしめるほどEDは増えています。
EDは英語の頭文字「Erectile Dysfunction」の略号です。日本語にすると勃起不全または、勃起機能の低下を意味します。
EDについてさらに詳しく言及すると「性行為をするさいに満足な勃起をする十分な硬さがえられるか、その硬さは性行為の最後まで維持できるか」それともできないかです。
また、たまに勃起しないことがあったり、勃起できるか不安があったりしてもEDの可能性が十分考えられます。
EDの原因
EDの原因はさまざまですが、大きく分けると4つのタイプに分類されます。
- 動脈硬化、神経障害をわずらっている(器質性ED)
- 強いストレスを感じている(心因性ED)
- 神経障害や動脈硬化をわずらっており、さらに強いストレスにさらされている(混合型ED)
- 高血圧を抑制する薬などを飲んでいる(薬剤性ED)
1は特に加齢にともなうもの、その中でも動脈硬化が原因です(歳をとると血管の動脈に弾力がなくなってしまう。特に男性に多い)。
動脈硬化が進むと、体の血液循環が悪くなって陰茎に十分な血液を行き届かなくなり、EDが起こりやすくなるのです。
これは、50代男性に多くみられるEDの症状です。
2のケースは精神的なストレスがある場合です。
これは心因性EDとも呼ばれ、強いストレスが加わると、脳の情報伝達がうまくいかなくなります。
そのため、性的な刺激を受けても勃起しづらいEDになってしまいます。
ストレスの原因さまざまですが、主に日常生活におけるストレスによるケースが原因のようです。
そのほかに、パートナーとの性行為がうまくいかないことに悩む場合や、性行為自体にトラウマを感じてしまいEDになることもしばしばです。
これは、30代や40代の男性に多いEDのケースです。
3のケースは、動脈硬化とストレスが合わさっている人に多いケースです。
動脈硬化だけでなく、糖尿病、高血圧、古傷などの要素がくわわりEDになるといわれています。
これも、50代~60代がなりやすいといわれているEDの症状です。
4のケースは薬を飲んでいる場合になりやすいケースです。
例えば、中枢神経に作用して安定させる抗うつ剤や循環器に作用する降圧剤がそれにあたり、特に降圧剤の使用は血圧を低下させるため、毛細血管に血液が流れにくくなり、勃起に至らない可能性が高くなるのです。
ED治療方法
現代のED治療は内服薬が中心です。
まずはED専門のクリニックで受診し、ED治療薬を飲みながらしばらく様子を見ます。
ED治療薬には種類があり、医師の診察の元で最適な治療薬を処方してくれます。主なED治療薬はバイアグラ・レビトラ・シアリスです。
参考サイト@ED治療法とED治療薬の種類|浜松町第一クリニック
尚、前提として生活習慣病などの予兆がある場合にはそちらを優先的に治療を行います。
器質性EDの場合には、ED治療の前に密接にかかわっていると言われている生活習慣病を改善することで、EDの症状も緩和される場合もあるのです。