理系にお勧めな小説特集
理系も満足できる小説とは
理系出身者は文章があまり好きでないということが多いようですが、実はベストセラー小説の中にはもともと理系の仕事をしていたり学校を卒業していたりする作者のものが多く存在しています。
理系出身の作家が書いた小説は、文章全体がすっきりしており内容も理路整然とまとまったものであることも多いため、理系の学習をしてきた人でも十分に満足することができます。
文系の友人などからおすすめされた文章はどうもまどろこしくて嫌だという人も、そうした理系出身作者の小説ならすっと入ることもできるかと思うのでぜひ一度手にとってもらいたいです。
有名な理系作者としては、東野圭吾や海堂尊といったところがありますが、他にも綾辻行人や瀬名秀明なども理系学部を出た作者としてよく知られています。
医療とサスペンスは意外に相性がよい
理系作者が書く小説の中でも特におすすめしたいのが医療の現場を舞台にしたサスペンスや推理ものです。
これは医師や医療系職種出身の小説家が多いということが関係していますが、それだけでなくそもそも医療現場とサスペンスという2つの要素が非常にフィクションとして相性がよいということがあります。
医療の仕事では事実として存在することをいくつか積み上げて一つの結論を導き出すという方法で治療を行っていくわけですが、そうした思考方法がサスペンスや推理ものとよく融合をするのです。
登場人物も医療関係者であるので思考方法も理解しやすく、理系的なものの考え方をする人が共感しながら読み進めていくことができます。